2008年10月

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★日本テレビ「アナザースカイ」10月31日(金)23:00~レンタカーの旅を紹介します。


――高速道路の料金の払い方をマスター――
ガーミンの指示通り、太陽の高速道路とよばれるAUTOSTRADA A1に乗る。高速道路では、入り口でチケットを受け取り、出口で支払う方式が多い。料金所には3種類ある。現金払い、クレジットカード、TELEPASSだ。TELEPASSは日本のETCみみたいなものだが、レンタカーでは使えない。現金払いも2通りあって、おじさんが窓口にいるか、あるいは自動支払機に現金を放り込むスタイルだ。どちらもそう難しくはない。

――高速道路をまたぐ巨大レストランに感動――
料金所があるゲート近くに道路をまたいだ真上に大レストラン「アウトグリルAutogrill」を発見。これはすごいというので、わたしたちもこのレストランにはいってみた。中は、食糧や土産を売るショップと、セルフサービス方式のグリルがある。某有名ハンバーガーショップMなどもある。流れる車列を見下ろしながらの食事は壮観。

――初心者は右端のレーンからスタートしよう――
右端レーンはゆっくり運転する人のためのレーンで、比較的安心なのだ。ただし、合流、分岐に注意が必要なのは日本と同じだ。右ハンドルに慣れるまで、助手がアシストしてあげよう。真ん中のレーンは普通に飛ばす車用。そして左端のレーンは、もう目にも留まらない速さで走っていく車用になっている。左端は150km/h以上ださないと無理だし、たいていの車は左端に入っても前の車を追い越したらすぐ戻る。日本のように高速の追い越し車線をたいしたスピードも出さずに延々と走っていると、追突せんばかりにあおられる。イタリアのドライバーは厳しい!!

――ガソリンスタンドでは、金額を選択――
高速道路走行を撃破したわたちたちは、もうひとつ残された関門、ガソリン補給にも挑んだ。ほとんどのスタンドはセルフになっている。ガソリンの種類を選んで、自分で給油するのは日本と同じだが、パネルにあるのは、5L、10Lの油量ではなく、5ユーロ、10ユーロといったように、購入する金額を指示するやり方なのだ。ちなみに、満タンはPIENO。わが車の油種は、ディーゼル。ヨーロッパはクリーンエネルギーのディーゼル車が主流だそうだ。

――街中のロータリーは度胸で抜ける――
駐車場、高速、料金所、給油となんとか切り抜けてきたが、新たな試練が待っていた。出口が5,6本もある大きなロータリーにぶつかったのだ。いちばん外側のレーンは合流、分岐でひやひやするが、中心に入ってしまうと出たいときに出られない。結果、えんえんと回ることになる。気が弱いと出られなくなるのだが、どこで曲がりたいのか意思表示をすれば、運転が抜群にうまいイタリアのドライバーが、こちらの意向を察して、停まったり、徐行したりしてくれる。逆に、まごまごしていると、すぐに割り込んでくる。

――ホテルの駐車場は、勝手にはいってはいけない――
ロータリーでの苦労も終わり、さらに自身がついたころ、めざすホテルを探し当てた。ところが、ホテルの駐車場の入り口はどこも非常にわかりにくい。勝手にはいり込むと痛い目にあうことがある。駐車場のドアが開かず立ち往生したり、一方通行をぐるぐる回らなくてはならない、など。まず正面玄関でいったん車を止め、フロントで駐車場所を聞くことが重要。

――中田ヒデのサイトでレストランを探す――
部屋に入ってPCを繋ぎ、今夜のレストラン検索。サッカーの中田英寿が開いているボローニャ町ガイドのサイトで発見した「ロドリーゴRodorigo」へ行ってみた。隣のテーブルで食べていたパスタが美味しそうだったので、同じものを注文。食の都ボローニャだけあって、じつにうまい。しかも値段がリーズナブル。中田さん、ありがとう。夕食を終え、レストランで呼んでもらったタクシーは、なんと、オースチンだった。親切なドライバーが、街の名所をざっと案内してくれた。

写真表紙 ロドリゴで夕食
写真1 高速入り口 右端がチケット方式
写真2 高速出口 CARTEはクレジットカード払い。お金のマークが現金払い
写真3 高速出口 1番左にチケットを入れ、その隣上段が小銭、下段が紙幣 つり銭     は1番右から出てくる。クレジットカードの支払は、チケットと同じところに挿入
写真4アウトグリル 高速をまたぐ陸橋のようにレストランがある
写真5 給油 満タンはPIENO 

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2日目 ミラノ市内を走る
本日の重要ポイント
・工事通行止めなどでガーミンの指示通りに進めなくても、リルートが早いので心配な  い。
・市電の軌道上も走れる。
・駐車はブルーラインに。パーキングチケットは1時間余分に。

――朝は早起きし、食事してから目的地を入力しよう。――
わたしたちは6時半に起床、7時に朝食をとった。朝の交通ラッシュ時間帯が8時ごろからと考え、8時には出発したいと思った。本日の観光目的地はミラノ市内だが、意外に日本のガイドブックは隠れたおもしろい場所を記載してくれていない。そこでインターネットでシティーガイドを検索しながら急遽作戦会議。結局、ダヴィンチがデザインした広間の天井装飾間見られるスフォルツェスコ城と、その近くに開業が1906年という恐ろしく古い「市立水族館Acquario civico」があることを、インターネットで知った。この二つを観光することに決定。

――市電の軌道上も注意して走れる――
モーテルからハイウエーA8に乗り、市内の直前まで走行した。ハイウエーをおり、いよいよ路面電車と自動車が一緒になって走る一般道に突入。まったく油断ができなくなる。曲がるときなど、早めに判断しないと、うしろから警笛を鳴らされ、さらにあせる。車内は阿鼻叫喚の様相を呈した。だが心配はいらない。街中をたくみにナビゲーションしてくれるからだ。路面電車がある道もまた、厄介だった。自動車専用道路が渋滞するので、多くの車が市電の軌道上をずんずん走って行くのを目撃、これにならうことができた。
 
――青い線で描かれたエリアが有料駐車スペースだ――
そうこうするうち、必死の運転が効を奏し、スフォルツェスコ城へ通じる道にはいれた。次はパーキングだ。いったいどうやって駐車すればいいのか。道行く若い女性に声をかけると、青い線の中なら有料で駐車できるから、ソレを探しなさい、と教えてくれた。黄色い線と白い線は緊急用や一時停止だけのエリアで、一般車は駐まれないという。

――駐車料金は1時間分余分に買うのが安心――
車を青いラインのなかに止めていると、すぐさま係員のおじさんが飛んできた。駐車料金は一時間いくらの計算だ。たとえば、二時間分のチケットを購入し、ダッシュボードに並べておくと、チェックにきた係員は素通りしてくれる。しかし、2時間を越えると、いきなり反則金をとられるシステムだから、予定より1時間分チケットを余分に買っておくとよい。わたしたちは余裕を見て4時間分購入。駐車チケットは、巡回の係員から買う場合のほかに、ちかくにある雑貨屋「タバッキTabacchi」で買う場合と、自動販売機から買う場合とがある。

――アールヌーボー装飾がすばらしい水族館――
このとき、時間を見ると朝の10時だった。空港付近から約1.5時間かかったことになるが、市内のいちばん繁華な地区へ乗り込めたのだから、すごい。こんなにスムースにはいれていいのだろうかと、感動した。これで車の心配がなくなり、わたしたちは歩いて「市立水族館」から見物することにした。1878年パリ万博以来、19世紀後半の国際博覧会といえば、最大のアトラクションは水族館だったが、1906年4月28日、ミラノ万博の開催に合わせ、会場となったセンピオーネ公園の端に建設されたのが、この水族館だった。とにかく、すばらしいアールヌーボー様式のぐにゃぐにゃした装飾がすばらしかった。最近、公開が再会された建物なので、まだ知られていない分だけ、お得感がある。

――ダヴィンチゆかりのスフォルツェスコ城を見学――
水族館の建物と生物を堪能したあとは、そのままガディオ大通りを2-3分歩くと、めざすスフォルツェスコ城に到着する。この城は、今から700年余前、ビスコンティ家政権時代に建設された要塞だったが、ルドヴィーコ当主の時代にダヴィンチがなかば押しかけ気味だがミラノに招かれている。伝説によれば、城の周囲を囲む無数の銃眼つきの防壁は、ダヴィンチのアイデアだともいわれる。ダヴィンチは防壁に数多くの銃眼を穿った。これは、数少ない銃をいかにも多く感じさせる心理的効果をねらったという話だった。いまは、この穴はハトの住処になっているのがおもしろい。
スフォルツェスコ城はだだっ広いので、ダビンチの天井画(板張りの間)とミケランジェロの彫刻「ロンダニーニのピエタ像」は必ず見ておこう。

写真表紙 スフォルツェスコ城前のリストランテでランチ 後に城の塔が見える。
写真1 路面電車の軌道上も走る
写真2 ブルーライン
写真3 駐車券売り
写真4 チケット この人は7枚(7時間)買っている
写真5 スフォルツェスコ城 銃眼が無数にあいている
写真6 アクアリオチビコ 水族館

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さて、われわれの旅程を簡単に説明しておく。
1日目 成田発 ミラノ行き JAL417便 13:50~16:30(いずれも現地時間)
    ミラノ泊
2日目 ミラノ観光しながらボローニャへ移動  ボローニャ泊
3日目 ボローニャ観光してピサ経由でフィレンツエへ移動 フィレンツェ泊
4日目 フィレンツェ観光しながらローマへ移動 ローマ泊
5日目 ローマ観光 ローマ泊
6日目 ローマを出てカセルタ経由でナポリへ ナポリ泊
7日目 ナポリ観光、イスキア島で温泉に遊ぶ  ナポリ泊
8日目 ナポリを出てポジターノへ  ポジターノ泊
9日目 ポジターノからアマルフィ経由でローマ空港へ
    JALで一路成田へ     
10日目 成田着

では、そろそろ出発しよう。
まず、成田に着いたら必ずやっておくことがある。保険と両替と寿し。円高基調の今はクレジットカード払いが1番得なので、両替はチップや飲み物などに使えるよう小額紙幣で。トラベラーズチェックはパスポートチェックを受けたり、高額のTCは受け取り拒否されることがあり、あまり使い勝手がよくなかった。海外旅行傷害保険はクレジットカードに付帯していることが多いが、疾病保証は付いていないので、心配ならカード会社に相談するか、成田空港にすべて網羅された保険がパックで売っているのでそれに入ってもいい。

★ミラノ到着
――まずはレンタカー駐車場で操作に慣れる――
ミラノ空港では、レンタカーの各オフィスは、エスカレーターで1階分下った奥にある。各社が軒を連ねているので、すぐ分かるはずだ。英語やイタリア語がわずらわしい人は、日本で契約した内容をプリントアウトしておき、これを提示するほうが早い。窓口で出される契約書に、必要事項を記入する。保険はフル。この場合はローマ乗り捨てできることを確認する。それから、鍵をもらい、駐車場の場所を聞いて移動となる。駐車場までの案内は、あちこちにある看板を見たほうが早かった。

――不安がらず、ガーミンを信用しよう――
無事に車に辿りついたのは、19:30ごろ。ちょうどいい、夕方の光になってきた。
さっそく、ガーミン nuvi360をガムテープなどで、運転席の前に設置、必要事項を入力して、出発である。まずは練習のため、駐車場をぐるぐる。これを何週かして、左ハンドルの感覚や、ガーミンの案内のパターン、道路標識の位置などを体に覚えこませる。

わたしたちは、空港からごく近いモーテル、「マルペンサ・イン MALPENSA INN」を予約していた。空港周辺道路は空いていたので、楽々走れたが、一般道になると道路標識が少なくなるため、ホテルまで300mだというのに何度も迷った。カーナビは案内してくれるのだが、モニターの図と実際の道路との対応がうまくできないのだ。「ここを左折です」といわれても、妙に細い道で、ほんとに曲がっていいものかどうか不安になる。ガーミンと意思の疎通ができないのは、主に距離感がぴんとこないためだ。日本で練習していくことが大事。そうすれば、ガーミンが全面的に信頼できると分かってくるはず。

――かならずホテル正面で一時停止し、駐車場を教えてもらうこと――
わたしたちは、なんとか20:30ごろにモーテルにチェックインできた。マルペンサイン に限らず、最初に問題になるのは、どこに駐車したらいいか、を知ることだ。ホテルの前に駐車スペースがあるところはほとんどなく、意外な場所に用意されている。道は一方通行が多いので、バックするわけにもいかない。そこで、かならずホテルの正面で一時停止し、チェックインする客であることを告げてから、どこに駐車すればいいか訪ねよう。場合によっては、駐車場の門が防犯のために閉まっているところがあるので、係員を呼ばなければ、そこへ入車できない。また、車庫入れの練習もしっかりおこなっておこう。

――最初の夜は日本の弁当を食べて早寝すること――
ホテルチェックインは20:30ごろ。第一日目の夜は、明日の準備に忙しくなるはず。夕食は外レストランにでかけるよりも、ホテル内か、あるいは部屋で日本から持参した弁当を食べるほうが、気楽になれてよい。わたしたちは、いつも、いなりずしか助六ずしだ。このモーテルはシャワーだけだったので、さほどリラックスはできなかったが、とりあえず睡眠不足を解消した。

写真 表紙 マルペンサイン 各部屋の前に駐車場がある。
写真1 国際免許証を忘れずに!
写真2 空港内の表示板 レンタカー各社の営業所の地図
写真3 駐車場へは要所要所に表示版があるので迷うことはない。

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ハイテク三種の神器とは・・・
★GARMIN nuvi 360
欧米で人気の「手のひらサイズ」GPSカーナビゲーションの日本版である。別売りの全欧(4万円程度)、北米チップ(2万円程度)を使用すれば、日本にいるのと全く同じように日本語で案内してくれる。一方通行も把握しているし、リルートも早く、完璧に案内してくれる。シガーソケットに接続してカーナビ、外せば町歩きに持っていける。

★LAPTOP PC
PANASONIC LETS NOTE 実は海外旅行に持参するのは初めてで、同行のMさんが職場の上司に詳しくレクチャーを受けてきてくれた。はたしてちゃんと接続できるのだろうか。
 
★ソフトバンクモバイル
まだボーダフォンだった3年前、海外旅行専用に導入して以来、じつに便利に使えている国際衛星携帯。欧米諸国はもとより、カッパドキア、北極圏、ボルネオでも通話可能だった。ローマの天気予報をみたり、日本のニュースをチェックしたり、海外にいることを忘れるほどだ。

  
カーナビがあればヨーロッパの道を東京のように走れる
☆事前準備編

ホテルの予約について
・ホテル予約は駐車場があるかないかがポイント。市中心部の円周上あるいは、少し外側 ぐらいにして、公共交通機関で中心部に入るのが正解。
・とくにフィレンツェは道路が非常に狭いのと、一方通行が多い。しかも悪いことに現在 いたるところで道路工事中。ガーミンもさすがに工事の通行止めは把握していない。絶 対に旧市街の中に入ってはいけない。
・われわれが利用したのは、Venere.comの予約サイトである。
 http://www.venere.com/site/index.php?ref=548845&lg=ja
 バスタブ付でも無しでも料金は変わらないので、バスタブ付をリクエストしよう。バス タブで洗濯もできる。

レンタカーの予約について
・これもインターネットで予約するが、われわれが調べた限りでは、オートマティック車 を一番多く用意していたのが「ヨーロッパカーEUROPCAR」社だった。日本ではあまり馴 染みがないがヨーロッパでは大手で、日本のマツダレンタカーと提携しており、マツダ レンタカーのホームページからも予約できる。
 ヨーロッパカー予約
 http://www.europcar.com/EBE/module/booking/FirstStep.do?reload=true 
 ヨーロップカーのホームページ
 http://www.europcar.jp/
・必ず保険は全部カバーの「fullフル」にすること。これで安心して運転できる。  
・乗車地、降車地の確認  われわれは、ミラノで借りてローマ乗り捨てにした。

航空便の予約
 帰りにパリに寄って買い物でもして帰ろうか、などの予定がないなら、往復直行便が楽だ。われわれは、ミラノ入りのローマ出だったので往復直行便がある日本の航空会社にした。成田―ローマ 毎日、成田―ミラノ週4便を運行しているJALに決めた。小腹がすいたらカップラーメンが出るし、なにより日本語が通じるのが一番だ。

ガーミン(GARMIN nuvi 360)入力
・事前に主要ポイントを登録しておくと現地についてからあせることもない。ホテル、観 光地、空港などは日本で入力を済ませておく。登録地点はカタカナ表示にすることもで きるので、ローマ字が苦手なら、家族にでも頼んでやってもらおう。
・日本で使ってみて距離感や表現に慣れておくことも大切だ。

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この5月、アラマタはなんと! イタリア縦断レンタカーの旅を断行した。ヨーロッパの中でも地獄中の地獄と呼ばれ、日本人になぞ通行できぬといわれるナポリ市内ですらも日程に入れた。大きな不安もあったが、そこはハイテク時代の三種の神器・カーナビ、パソコン、世界携帯が十分カバーしてくれた。この年になってこんなにワクワクできるとは思ってもみなかった。近々出版も予定しているが、この場で少しづつ紹介していこうと思う。


★これぞ、新しいシルバー世代の冒険スタイルだ
  たとえば、どんなにリッチな海外旅行でも、旅行代理店を通すツアーでは、おおむね行き先の自由がきかないし、指定のショップに連れて行かれる。
 そういうわずらわしさのない、自由な旅がしたい。個人的にコーディネーターやガイドを雇えば、思い通りの旅程は組めるけれど、莫大な経費がかかるだけでなく、人まかせの旅であることに代わりがないので、なぜか自分自身の達成感や充実感が得られない。
 でも、シルバー世代は若者のように、行けば何とかなる、という無茶をする年齢ではない。もっとも効率よく、また、もっとも確実に、ものごとを推進しなければ、シルバー世代になった甲斐がない。

★最新ITが実現してくれる奇跡
 そこで、レンタカーとカーナビ、そしてインターネットをフルに活用するヨーロッパ個人旅行の登場である。
 これまで、レンタカーの旅は、複雑をきわめるヨーロッパの道路事情に精通していないかぎり、事実上不可能であった。ところが、ここ数年で、事態は劇的に変化した。なんと、日本語でガイドしてくれるカーナビが出現したのだ。「ガーミンGarmin」社が発売したアメリカ製のGPSガイド(登山用に開発された現在地点表示装置)に、細かい道路情報を盛り込んだ地図を装備したナビゲーションシステム nuvi360 である。しかも、この装置は小型で持ち運びができるため、車に装備するほかに、町歩きの際にはポケットにいれて携行もできる。オマケに、日本語音声でガイドしてくれるのだ。
 これをカーナビとして活用すれば、一方通行はおろか、間違った道へはいったときのルート再検索、ホテル、博物館、店などのタウン情報まで入っている。唯一、日本の車に装備されているカーナビとちがうところは、渋滞情報がまだ拾えない、ということだけだ。
 このカーナビを使えば、ヨーロッパやアメリカなど、海外でも地図ソフトがカバーする場所なら、東京の道を走るのと同じように、まちがいなく目的地へ行くことができる。わたしたちは実際にこのシステムを使ってイタリア縦断を体験した。運転したのは、都心部の過密な道を走れない若い女性ドライバーと、お買い物に車を使う程度のママさんドライバーの二人。それでも、地獄といわれたナポリの真ん中すら、初めての運転でスイスイと走ることができた!
 次に、インターネットの活用が大きな鍵になる。レンタカーの予約、ホテルの手配、行ってみたい名所やお店の開業時間や定休日のチェック、そして町の情報や美味しいレストランの検索まで、ふつうなら面倒くさい問い合わせや手配も、事前にインターネットで軽く終えてしまえるのだ。
 この方法で、わたしたちは実際に、ミラノからナポリまで、イタリアのいちばんすばらしい場所をたっぷりと見て回ることができた。

★夫婦で乗り越える冒険へ
 実際に旅をしたわたしたちは、自信をもって提案する。シルバー世代のまったく新しい海外旅行のスタイルは、レンタカーによる自由でスリリングなヨーロッパ旅行である、と。
 とくにシルバー世代のカップルに、この旅をすすめたい。旅程の決定から旅の現場まで、すべて夫婦の手作りになるのと同時に、道中の様々なトラブルを二人で乗り越えることで連帯感がうまれる。結婚式のときに「初めての夫婦共同作業=ケーキカット」をして以来、夫婦で協働作業をしたことはないという読者に、ぜひこれを勧めたいのだ。これでも、夫婦の心が一緒にならなければ、かえって諦めもつくというものだ。

いま、四国の八十八ヶ所巡礼を夫婦で挑戦するのが、ひそかに流行しているという。おたがいに夫婦の絆を再確認できるからだ。だとすれば、このヨーロッパ旅行は、もっとおもしろい冒険に満ちた「八十八ヶ所巡礼」になるはずだ。

写真表紙 ピサの斜塔を指で支えるアラマタ
写真1 ガーミン nuvi360 海外でも日本語で案内してくれる
写真2 LAPTOP PC
写真3 世界携帯

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