2008年08月

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8月20日 名古屋ドームの「妖怪サミット」、24日京都太秦映画村「世界妖怪会議」、25日境港市「水木ロード1000万人突破記念講演」と、アラマタにおける2008年8月妖怪強化月間もようやく終わる。

名古屋ドームの妖怪サミットは、ゲストに韓国の農楽師サムルグァンデ、そしてわれらが水木しげる大先生を会場にお迎えして(一部わざとらしい招き入れとの声あり)、だらーっと、たらーっと妖怪らしくいい感じに終わったのでありました。

出演者控え室だが、水木大先生が応接セット付き貴賓室、アラマタがスチール机の会議室、そして京極夏彦先生の控え室はなんと、監督室だったのであります。面白そうなので激写させていただいた。なんとも居心地の悪そうな部屋だが、よく聞いてみると、ここはアウェイチームの監督室でホームチームの監督室はもっと豪華らしい。勝負の世界はシビアなんだろうな。

8月24日 妖怪会議スタート前、アラマタの新著「水木しげる、最奥のニューギニア探険」角川文庫(8/25発売)のサイン会があった。サイン会の看板を京極さんに書いていただいた。(これは家宝として大切にさせていただきます。)のみならず、書籍販売員として売店で大活躍。このおかげで『アラマタ大事典』は二時間で完売、ニューギニア、帝都物語もわずかに残してほぼ完売。何をやっても達者な天才作家です。ありがとうございました。ちなみに京極さんは自著は売らないそうで、アラマタも自著は気恥ずかしくて抵抗がある。

妖怪会議には水木しげる二代目襲名間近(??)の、エッセイストの次女・水木悦子さんが初登場。水木先生の近況などをジェスチャーを交えながら紹介。そして京極監督(野球じゃなくて映像よ)による、第1回から昨年の12回までの総集編を観ながら、妖怪らしくバカバカしく、深く思いをいたしたのでありました。

8月25日 京都から岡山経由で境港へ移動。新幹線が熱海の集中豪雨で大幅遅れ。こちらもぎりぎりのスケジュールを組んでいるので時間に余裕がない。岡山からの乗り継ぎをミスしたら講演に遅刻してしまう。京都駅のホームで駅員に尋ねるが、わかりませんの一点張りで、有効なアドバイスはもらえなかった。結局は講演の10分前に会場に滑り込めたのだが、あとでよく考えると、新大阪発の下りもあるのだから、とりあえず新大阪まで行って様子をみたらどうですか、ぐらいの一言があってもよかったかなァ。昔の国鉄職員は、列車のダイヤなどすべて頭に入っているオタク系の人がたくさんいて、的確に善後策を教えてくれたけどなァ。

なんとか講演を終えて、会場を変えての祝賀会で、水木大先生の色紙をもつ鬼太郎。自衛隊の輸送機の尾翼に鬼太郎の巨大ステッカーが貼られたそうで、米子空港で探してみたが見つからなかった。残念。

水木ロードはこの8月10日に1000万人を突破したそうだ。普通は指折り数えて1000万人のカウントダウンの準備を始めるのだろうけれど、境港はとてもおっとりしていて、数ヶ月前に、ふっと気がついたらもうそろそろだ、ということになったのだとか。勝ち組の余裕にちがいない。

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マブールから東京に戻るには、まずホテルのボートで40分のセンポールナの港に着き、そこから車でタワウの町まで一時間移動して、タワウ―コタキナバル―成田と飛行機で乗り継いでいく。われわれはタワウで一泊したので、林公義先生と魚市場へ出かけてみた。

タワウはボルネオ島北部のサバ州の港町で、町の端から端まで車で10分ぐらい。なのに、町には交通渋滞が起きている。魚市場に駐車する時も10台ぐらいが待っていた。暑いのでこのあたりの人々は歩きたがらないそうなのだ。中に入ると、50m×20mぐらいのスペースに間口1.5mぐらいの店がびっしり並んでいる。魚の種類も、エビ、タイ、貝類からフグ、エイ、サメ、珍しいところでは、マンジュウダイ、スダレダイなど豊富で充実している。(写真)

魚の山をよく見れば、ヒメコトヒキ、フエフキダイ、ユゴイ、マダイの仲間、ハタの仲間と4,5種類が混ざっている。商売的には大きささえ合っていればいいようなのだ。(写真)

魚市場の隣の野菜市場で見つけた全体がねじれている不思議な豆「パタン」。腎臓によいそうだ。これが貝柱とともに料理されて出てくる。苦味のあるそら豆といった味で、エビペーストのソースとよくあって、ぼくは美味かったけれど意見がわかれた。

夕飯はタワウで一番美味しいといわれる海鮮料理へ。入るといきなり所狭しと水槽がならんでいる。この中から自分たちの食べたいものを選び、調理方法を相談して料理してもらう。ゴシキエビ、カニ、シャコ、貝類、目移りするのでメニューはおまかせにした。

奥の水槽にはトラフシャコ(虎斑シャコ)がなぜかペットボトルに入って浮かんでいる。(写真表紙) シャコは気が荒くすぐに戦ってボロボロになってしまうので、一尾一尾隔離しているのだとか。しかし、このシャコたちはどうやってペットボトルに入ったのだろうか。幼いうちに中に閉じ込め、それから育てたのだろうか。どうしても知りたい。忙しく働く店のオーナーをつかまえて質問したところ、その秘密を教えてくれた。ご覧のとおり、ペットボトルの腹に切り込みがありそこから入れたのである。料理されて出てきたトラフシャコ。(写真) ぶつぎりにして油で揚げてあるので殻も剥きやすく、実に美味であった。

林先生は魚を食べながら、解剖学の講義中。「ここの筋肉が顎をひっぱり上げているんです。」さらに、「これがハタの頭部の骨13種です。特にこの骨が一番重要です。」と、実に楽しそう。講義をうけるわれわれも、ときに質問を交えながらの最高のひとときであった。

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ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン主演の映画、「最高の人生の見つけ方」をご覧になっただろうか。病院で同室になった大金持ちと自動車修理工が、偶然にもそれぞれ余命6ヶ月の告知を受けた。二人は、残された人生でやりたいことをリストアップして、次々に実現していく。スカイダイビングをやる、ピラミッドを見るなどの具体的なものから、世界一の美女とキスする、や、死ぬほど笑う、などの漠然としたミッションもそれぞれの人生に絡めてストーリーは展開していく。

アラマタも還暦を迎えてから、体の動く今のうちにやれることはなんでもやっておこうと、いろいろなことに挑戦してきた。ダイビングのライセンスを取り、無重力体験し、レンタカーでイタリア縦断冒険旅行をしたり。なかでもダイビングは本当に始めてよかったと思う。

7月23日から一週間、「月刊ダイバー」の仕事でマブール島のシパダン・ウォーターヴィレッジ・リゾートに行ってきた。マレーシアのマブール島はボルネオの東側にある小さな島で、人気のダイビングスポット・シパダン島へはボートで30分ほどの位置にある。日本からは飛行機+飛行機+車1時間+ボート40分でやっとたどり着くのだが、着いたところはこの世の楽園だ。ホテルは全室水上コッテージで、部屋には電話がない。客室同士の連絡は、歩いて行ってノックする。おまけにエアコンもない。でも、日中32℃越えでも、夜は海を渡る風が部屋を吹き抜けるので、暑くて眠れないということはない。東京で夜間の気温が25℃を下らない夜を熱帯夜というが、本当の熱帯の夜は23℃以下でとても快適であった。

この島では10年前から、毎年この時期に横須賀市自然・人文博物館前館長の林公義先生の指導の下、サンゴの移植を行っている。われわれもこのイベントに参加するために、はるばるマブールまでやってきたのだ。お魚博士・林先生との対談、ダイビングのレポートは雑誌に詳しいので、このブログではこぼれ話を紹介する。

ボルネオ島コタキナバル空港を飛び立って見えた興味深い風景。
1.河口から流れ入る泥で海が色分けされている。
2.この島の陸上には家がなく、すべて水上。上空からでよくわからないが、バジャウ族の高床式の家だろうか。バジャウ族は漂海民族で、小さな船に住み、マレーシア、インドネシアからオーストラリアあたりまで広く自由に行き来して、おおらかに暮らしていたが、海上の見えない国境線が彼らを縛り、近年定住化が進んでいるという。
3.この2つの島の正式名称は不明だが、タカラガイとウミウシに見えないか。
4.空港周辺の熱帯雨林は伐採されて、バイオ燃料の原料であるオイルヤシが植えられている。 太陽光や風力と同じ循環型エネルギーの位置づけだが、熱帯雨林は消えていく。

表紙と写真5は、シパダン・ウォーターヴィレッジ・リゾート

次回は、マブールその2「トラフシャコはなぜペットボトルに入ったか?」

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CMとマンガ界
ダイワハウスのCMが7月26日から放送されている。あの撮影は二週間ほど前のこと。 D-ROOMという賃貸物件だが、DはダイワハウスのDでありDREAMのDなので、CMもちょっとファンタジーだ。

ストーリーはこうだ。建築ウオッチャー荒俣宏が仮想番組内で「ベルサイユ宮殿には700も部屋があり・・・」と説明している。それを見ている上野樹里さんが「迷うっつーの」とテレビに突っ込むと、「そうなんです」とアラマタが女子アナなどと共にテレビから抜け出して上野さんの部屋に。この部屋は落着くと居座る面々に上野さんが「落着かないでください」とひとこと。ロングバージョンは、スタジオに戻るつもりのアラマタがボクシングのリングに戻ってしまい、ボクサーに殴られそうになり「チャンネルが変わってる!」と叫ぶところまで。アラマタの撮影は川崎市内のスタジオで昼ぐらいから始まり、リングのあるDIFFER有明に場所を変えて深夜3時まで行われた。

15秒編で12カット、30秒編だと22カットもある撮影だったが、監督の高田雅弘さんの判断は早く、ワンテイクOKが続き、快調に進んだ。高田さんは、内外の広告賞を受賞、長編映画「ハチミツとクローバー」の監督でもあるCM界の巨匠だ。異次元の扉となるテレビの枠は、55cm×90cm。巨体のアラマタはすり抜けるのがやっとで、どうしても脚がひっかかってしまう。何度も練習して汗だくになると、スタイリストさんが扇風機や団扇など総動員して、3人がかりで扇いでくれる。マハラジャにでもなった気分だった。

楽屋にはこんなにたくさん差し入れのスウィーツを頂戴した。これじゃ頑張らないわけにいかない。浅井企画の専務にいただいた大森の「のり大福」は、以前「鉄腕DASH」の番組ロケで見かけて以来ずっと気になっていたが、念願かなって、あっという間の完食。青海苔の香りがふわっと鼻に抜け、餡の甘さもちょうどいい、やみつきになりそうな美味しさだ。

6月12日 第12回手塚治虫文化賞の授賞式(大賞は石川雅之さんの『もやしもん』)に審査員であるアラマタも出席。この授賞式は、マンガ界の巨匠たちがサファリパーク状態で、そこここに出現なさるので毎年出席するのが楽しみだ。畑中純先生が写真を送ってくださったので紹介する。左から高信太郎先生、ちばてつや先生、アラマタ、永井豪先生、畑中純先生。このメンバーはちょっとすごいでしょう!

畑中先生のマンガ家生活約30年展がある。
8/28(木)~9/9(火)調布市布田2-32-8 ギャラリーみるめ
TEL 042-488-2120
版画、ペン画、水彩画が展示されるそうだ。アラマタはスケジュール調整中です。

次回は、マレーシアへダイビングの旅

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落語界の巨匠
というわけで、前回パイナップルを紹介した石垣島だが、じつはNHK「家族に乾杯」(9月1日、8日20:00~20:45OA)のロケで訪れた。笑福亭鶴瓶師匠とゲスト(アラマタ)がアポなし、ぶっつけ本番の旅に出る番組である。本当に台本も打ち合わせもなくカメラは回しっぱなし。さあ、どこかで何か食べようかと自分で動かない限り、昼飯も出ない。結局、当日朝9時半に川平湾をスタートしてから石垣発19時の飛行機に乗るまで、炎天下を歩き回る過酷なロケだった。

ネタばれになるので詳しく書けないのが残念だけれど、まず川平湾のグラスボートに乗って沖縄の珍しいサンゴや色とりどりの海水魚を見るのだが、いきなり師匠が船酔い。「あかん、下みてると気持ち悪なるわ」。ここの湾には珍しいサンゴがいくつかある。その一つがこのアンパンマンサンゴだが、撮影に失敗。半分しか取れていないが、OAでは流れる予定。

映画界の巨匠とマンガ界の巨匠
北野監督の番組『誰でもピカソ』に出演、テーマは「天才に嫁いだ妻たち」。水木しげる夫人・布枝さんが夫婦の半生を綴った『ゲゲゲの女房』実業之日本社を上梓されたので、天才水木しげるの素顔や苦労話を聞いてみようという番組だ。アラマタは例によって水木大先生の通訳で同席したが、この日の水木先生は舌好調で、まったく通訳の必要がなかった。(8月15日 金 22:00~22:54 テレビ東京)

収録前に3人で記念撮影。監督には、拙著『アラマタ大事典』がおもしろいから、もっとどんどん出してくださいと、帯コメントも頂戴した。ありがたいことである。『アラマタ大事典』は役に立たないけれどおもしろい303の事柄について説明している事典で、たとえば、キリンは動物の中で一番血圧が高く、心臓に近い場所では血圧260mmHgある。これは2mほどの首を通って脳まで血液を送り込まなくてはならないからだ。逆にキリンが水を飲むとき、頭を下げるので血が頭へ集まって脳の血管が破裂しないよう「ワンダーネット」という器官がある。それで、頭を上下させても立ちくらみにならない、というようなことが303項目、50音順に並んでいる。おかげさまで全国学校図書館協議会選定図書、日本図書館協会選定図書に指定された。

次回はCM界の巨匠とCM撮影裏話

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