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いよいよ9月、まだ暑いのにどこか秋っぽい空を見上げる今日この頃、まるで夏休みが終わるかのように淋しい気分になるのだ。なぜかならば、東海道新幹線のキオスクで販売している「冷凍ミカン」が、そろそろ季節はずれとなって、店頭から姿を消す時期にさしかかるからである。

冷凍ミカンは、なんでも1951年にニチレイが売り出した冷凍食品だそうだが、団塊世代のぼくが物心ついたときには、すでに冷凍ミカンはごく普通の食べものであった。

それが、いまや、なくなりつつある。そんなバカな!冷凍ミカンを売ってるところが、ほんとうに少なくなったのだ。都内だと、いくら探しても発見できない。この前、伊豆の稲取にある「ヤオハン」というスーパーで、これを売っているのを発見し、10フクロ購入した。それくらいレアなものだから、新幹線東京駅のキオスクは貴重な存在である。どうか、販売を中止せず、夏のご馳走が永遠に食べられるようにしてほしい。

カチンカチンに凍りついたミカンが、横浜を過ぎて名古屋に近づく頃にちょうどいい具合に解ける.皮がむけるのに、中身がまだ半分凍っているくらいがちょうどいい。あの冷たさとすっぱさは、まさに夏の「一番おいしいモノ」と銘打っていいのだが、最近は同感してくれる人すらいなくなった。

「あんた、まだ、冷凍ミカンなんか食べてるの」といわれたりするにつけ、ぼくは悲しくなる。でも、冷凍ミカンは日本が生んだ傑作なのだ。ぼくは夏に新幹線に乗るときは、ぜったいに冷凍ミカンと深川めしを買わずにいられない。

毎年、新幹線ホームのキオスクに冷凍ミカンが並ぶのは、7月の声を聞いてからだが、
なくなるのは年によって異なる。ひどいときは8月中旬で姿を消すのだが、今年は9月になってもまだ売っている。たぶん、去年の青島ミカンが豊作だったのだろう。

しかし、東京駅では去年あたりから、冷凍ミカンは一袋4個入りから、2個入りに変わった。
これが悲しい。というのは、大阪あたりまで行く場合、2個ではあまりに少なすぎるからだ。
連れなどいた日には、、一個取られてしまい、残りは一個だけとなる。だから、4個入りでないと、安心して堪能できないのだ。

東京駅に品物を入れている会社は小田原の「井上」だが、ぜひ4個入りに戻してほしいものだ。

その点、まことに偉いのが新大阪駅で販売している冷凍ミカンである。なんと、まだ4個入りなのだ。これはうれしい。当然、帰りも4個入りを買わずにいられない。

冷凍ミカンよ、なくなるな。ぼくはいつも、冬になるとミカンを一箱買って来て、自作の冷凍ミカンを製作しつづけている。