ようやくブログを更新する時間が取れるようになりました。
アラマタ的世界の最終幕を飾るつもりで、見聞きする面白い『よしなしごと』をバンバンUPしますので、お楽しみに!
 
取り急ぎ、お知らせから。
初の自主イベント、正月明けの1月4日に、台場の東京カルチャーカルチャーで開催いたします。
 
全力をあげて取り組みます

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いま開催中の鍵井靖章さんの写真展を見物にでかけた。これまでいろいろな海で水中写真の撮り方を教えていただいた師匠なのだが、ご本人の写真展は初めて見る。
 行ってみてビックリ。会場は壁がすべて黒色になっており、そこに四角い窓を明けたかのように大きな写真が貼ってある。ぜんぶ海中シーンだ。あたかも、潜水艦の窓から海を眺める感じ。しかも照明にも工夫があって、海中に差し込む明かりのように写真のブルーを輝かせる。まったく海の中だ。
 とてつもなく大きく引き伸ばした写真プリントを眺める。ジンベイザメの口の中を大写しにした写真、まるでダンゴのようにかたまってらせんを描きながら泳ぐ大魚群。それからシュモクザメの写真があったので、このサメの歯並びが写っているのを探した。シュモクが餌に食らいついている姿を見たことがないので、ひょっとすると、と思ったが、鍵井カメラマンによれば、捕食シーンはめったにみられないとのこと。神秘な奴と分かった。
 展示写真がとにかくバカでかいので、いろいろとおもしろい細部が見られる。ウロコとか歯を大きくしてもらうと、こんなにおもしろくなるのか。さらにお得なのは、鍵井さん本人が会場にいて話ができるので、写真の見方だとか撮り方だとかまで直接教えてもらえることだ。本人に気軽に話しかけられる雰囲気がすばらしい。ぜひ、話しかけてみよう!
 
イメージ 2会場のムード、写真ともに満足し、こんどまた潜りにつれて行ってくださいと鍵井さんに無理なお願いをして、大急ぎで八景島シーパラダイスに走った。夜はそこで、NHK海の日特集番組の撮影だ。林公義先生の講義を聞き、中村宏治カメラマンにはシロナガスクジラの写真の撮り方を教わる。この話がまたすごいのだ。ただ、私は老人でシロウトだから、シロナガスを撮りに行けないと思う。かわりに富戸で産卵期の魚たちを目の前でソノ気にさせる(?)秘術を教えてもらうことにした。(写真は楽屋での林先生、中村宏治さんとアラマタ)
 
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イワシの大群@八景島シーパラダイス
 
 

昨日、『週刊現代』を読んでいたら、津波を受けた三陸各地の海中を撮影した一連の写真に目が釘付けになった。海が濁り、生きものの気配もなく、おびただしい陸上の残骸が沈んでいる。
 
イメージ 4海藻も魚も全くなくなり、いたるところに貝の殻がころがっているという。しかし、記事を読んだら、宮古港の防波堤の真下で、わずか3cmにしかならないかわいい魚、ダンゴウオが鉄板の上に生きていた、と報告されていた。あまりにか弱く、小さいので、「冬の海のアイドル」と呼ばれる魚が生き延びていたのだ。
 
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思わずうれしくなり、この記事に出てくる写真家の名前をみたら、なんと、知り合いの鍵井靖章さんだった。普段、南の海で一緒にダイビングしている人だが、こういう災害の海の現状も切り取ってくれたとは。
 
イメージ 2それにしても、ダンゴウオがよくぞ大津波に耐えてくれたものだ。ちょうど今年の2月、夜中の干潮どきに長靴はいて海へ入り、海藻の上に乗っている小さなダンゴウオを懐中電灯で照らして発見し、大事に飼育中だったから、余計にうれしかった。この魚、海藻がちょっと揺れただけで下に落ちるし、泳ぎもうまくない。しかし、お腹に大きな吸盤があり、これでガラス面に吸い付くと、吸盤を軸にして体を360度回転できるのだ。まるでネジみたいな、信じがたい特技を実際に目撃して、ただただビックリした。
 
アラマタは三陸の海がもとの豊かな海に戻り、漁業ができるようになる未来を確信する。こんなちいさなダンゴウオも生きているのだから。
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